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ソーシャルメディアの最新動向について

ブログ, 新着情報

SNSの利用者は元々20代以下の若年層が多かったものの、SNSの利用が当たり前になったことで、SNSの利用者は40代以上にも拡大しています。
今回は各SNSプラットフォームが現在どれ位のユーザー数なのか、年齢層、利用率はどうなっているのかについてご紹介していきます。

国内主要SNSの全体推移

メッセンジャー機能を主とするSNSのLINEが成長を年々続け単独1位をキープしています。また2位のTwitterは2017年以降はアカウント数に関する発表を行っていません。
Instagramの急伸とFacebookのユーザー離れです。2019年内にInstagramはFacebookのMAU数を抜き、国内でどこまで拡大できるか注目が集まります。



引用元:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
※MAU数:Monthly Active Usersの略。Webサイトやアプリ、各種オンラインサービスで、特定の月に1回以上利用や活動があったユーザーの数。

各SNSについて

Facebook

Facebookは世界を代表するSNSのひとつですが、国内ユーザーの成長には陰りが見えてきており、Instagramの急伸とは対照的に、Facebookのユーザー数は2019年に初めて減少を記録しました。
実名制の特徴を生かしたターゲティング精度の高い広告出稿が大きな強みのFacebookですが、個人情報保護を目的とした広告規制の影響を受けています(主にApple社の製品でFacebookを利用する人が対象)。具体的には、Facebook以外のアプリやサービスをまたいだユーザー行動を活用するリターゲティング施策が難しくなっています。

【国内】
・国内月間アクティブユーザー数:2,800万人 ⇒ 2,600万人(参照元と期間:2017年9月 から 2019年4月)
・月間アクティブ率:53.1% ⇒ 56.1%(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
【世界】
・月間アクティブユーザー:23億7,500万人 ⇒ 29億1,000万人
・日間アクティブユーザー:15億6,200万人 ⇒ 19億3,000万人
(参照元と期間:2019年4月 から 2021年9月時点)

Twitter

Twitterについて、ユーザー数の成長率こそ頭打ち感はありますが、10代・20代の若年層を中心にまだまだ支持されています。
企業の活用面では、匿名性ゆえに個人の商品・サービスに対する本音の気持ちや日々感じたことがツイートに出やすく、ソーシャルリスニング等のマーケティング施策に生かしやすい点が挙げられます。
Twitterと言えば炎上の危険性も指摘されますが、近年では健全化に向けて荒らしやスパムツイートといった不適切な発言を繰り返すユーザーに対して規制を強めています。

【国内】
・国内月間アクティブアカウント数:4,000万 ⇒ 4,500万(参照元と期間:2016年9月 から 2017月10月)
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
【世界】
・世界全体ユーザー数(日本を含む):3億1,000万人 ⇒ 3億3,500万人
(参照元と期間:2016年6月 から 2018年9月)

LINE

LINEはアクティブ率の高さが驚異的なメッセージングアプリです。2019年にリニューアルし、今まで分かれていたLINE公式とLINE@が合併しました。
メッセージ配信(メルマガのようなイメージ)と、タイムライン投稿(Facebookのフィードのようなイメージ)の2種類があり、それぞれに広告枠が設けられています。SNSの機能を有するのは主に後者のタイムラインになります。
企業活用の場面では、LINE APIと呼ばれるメッセージ送信に関わるチャットbotにより、自社サイトの会員情報とLINEアカウントの情報を紐づけ、個々人の検討フェーズに適したメッセージを届けられます。

【国内】
・月間アクティブユーザー数:8,900万人以上(参照元:2021年7-12月期 媒体資料:LINE Business Guide_202107-12 v1.9)
・日間アクティブ / 月間アクティブ 率:85%(参照元:2021年1-6月期 媒体資料:LINE Business Guide 2021年1月-6月期)
【世界】
・上位4ヵ国(※)月間アクティブユーザー数:1億8,800万人以上(参照元:Zホールディングス株式会社 決算説明会 2021年度 第1四半期)
※日本、台湾、タイ、インドネシアを指す

Instagram

国内で最も勢いよく成長しているのは、このInstagramです。2019年には親サービスであるFacebookのMAU数を超え、3,300万人を記録しました。
企業の活用で言えば、シェア機能がほとんどないため拡散性は弱いものの、幅広い世代に情報収集ツールとして使われており、「後で見返したい!」「友達にこれを教えたい!」といった独自性の高いコンテンツを供給できるかが鍵となります。
また、公開期間が限られるInstagramストーリーズやライブ機能の普及、縦型でテンポの良い視聴体験が特徴の短尺動画リール(Reels)の導入など、近年のアップデートを上手く取り入れると好ましいでしょう。

【国内】
・月間アクティブユーザー数:2,900万人 ⇒ 3,300万人(参照元と期間:2018年11月 から 2019年3月時点)
・月間アクティブ率:76.7% ⇒ 84.7%(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
【世界】
・月間アクティブユーザー数:8億人 ⇒ 10億人(参照元と期間:2017年9月 から 2018年6月)
・日間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 5億人(参照元と期間:2016年7月 から 2017年9月)
・日間アクティブユーザー数(ストーリーズ):4億人以上(参照元と期間:2018年6月)

まとめ

直近の調査では、国内のSNS利用率トップはLINEという結果で「自ら情報発信や発言を積極的に行っている」率も断トツでした。これに対しTwitterやInstagramでは自らは情報発信せず情報閲覧専用というユーザーが多いことが見て取れます。
マーケティングにあたっても、こうした「待ち」のユーザーに対して、インフルエンサーやYouTuberなど情報発信者側にどうアプローチするか、あるいはリアクションを起こしてもらうか、という所に工夫が求められそうです。
今回まとめた情報はあくまで媒体を使う総数を比べているだけに過ぎませんので、あくまで参考程度にしていただければと思います。