GoogleやYahooといった検索エンジンの自然検索で上位表示を狙うためには、やるべきことが数多くあります。やみくもに手を付けても効果は望めませんが、検索順位が決まる仕組みを知れば、何をすべきかが見えてきます。
今回は自然検索上位を狙うためにやるべきことについてご紹介したいと思います。
表示順位を決める仕組みとは
自然検索によって上位表示されるためには、そもそも検索エンジンがどのように表示する順番を決めているのかを知る必要があります。現在、日本で利用されている検索エンジンは、GoogleとYahooがほとんどを占めています。Yahooは、Googleの検索技術を利用しているため、ここではGoogleの仕組みについて解説します。
クローラーで情報収集する
検索エンジンは、クローラーという巡回ロボットを使って、世界中のウェブページを見回っています。そして、サイト全体の構造やページの内容などをチェックし、情報収集しています。これが「クローリング」と呼ばれる作業です。
インデックスして情報を保管する
収集した情報は内容を整理し、データベースに保存されます。これが「インデックス」という作業です。そして、ユーザーが検索ワードを入力すると、インデックスされた情報が呼び出され、検索ワードとの関連度やコンテンツの質の高さなどに応じて順位付けされて、検索結果として表示されます。
アルゴリズムで評価が決まる
インデックスされた膨大な数のページは、検索エンジンによって評価されることになります。この評価基準をアルゴリズムと言います。Googleはアルゴリズムの詳細については公開していませんが、検索エンジンで評価される指標については、ガイドラインが公開されています。
自然検索で上位を狙うなら、このガイドラインに沿ったウェブサイトにすることが重要になります。
自然検索の上位を狙うためにできること
ユーザーが求めるコンテンツを作る
サイト内にコンテンツを作ることで、自然検索からの上位表示を目指す方法です。この場合、特定の検索キーワードに対応した内容で、コンテンツを作ることが必須です。特定のキーワードで検索するユーザーが、何を知りたいのかを正確に読み取る必要があります。
質の高いコンテンツを作る
コンテンツ制作においては、質の高さが求められます。
例えば、Googleはコンテンツの質を高める要素として、E-A-Tを重視しています。E-A-Tとは、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)を表す言葉です。専門性のある内容になっているのか、権威性のある執筆者や監修者なのか、信頼性がある情報なのか、きちんと確認した上でコンテンツを作成しましょう。
タイトル、ディスクリプションを正しくつける
各ページのタイトルおよびディスクリプションは、正しい内容を短い文字数で伝えるようにしましょう。タイトルは、検索エンジンがページ内容を参考にする要素であり、ユーザーが興味を引くようにする効果もあります。ディスクリプションは、検索結果にタイトルとともに表示される、そのページの記事の概要です。ページ内容に対応させる検索キーワードを入れて、できるだけ具体的でわかりやすい内容にしましょう。
外部からの被リンク
被リンクとは、自社サイトのページが、他サイトでリンクされる状態を指します。「このページはリンクするに値する」と認められた証といえます。検索エンジンは、どのくらい被リンクがあるかを、ページの質が高いかどうかの判断に取り入れています。
まとめ
自然検索からの上位表示は、すぐに効果が表れるものではありません。
早くても数ヵ月、場合によっては数年かけて、コンテンツ制作を行い、サイト構造を改善しながら、結果が出ることもあります。また、上位表示ができたとしても、そこで安心して放置してしまうと、情報鮮度が落ちて、検索順位が下がってしまうことがあります。
常に各ページの順位や状態を把握し、定期的に情報を更新して、最新情報を発信しながら、サイトやページ改修を行うことで、ユーザー満足が高く、検索エンジンからも評価されるサイトになっていきます。
アイサポートでは、自然検索での上位表示だけでなく検索キーワードの表示・削除といった対策も行っております。検索での表示についてのお悩みがありましたら、いつでもご相談ください。