近年AI技術が進んでおり、さまざまなサービスが開発されています。自動車の自動運転やお掃除ロボットなどAIは身近な存在になり始めています。そんな中、OpenAIが開発したAIチャットボット「ChatGPT」が昨年11月に公開され、最近ネット上で話題になっています。
今回は最新AI技術を使用した「ChatGPT」についてご紹介したいと思います。
ChatGPTとは
ChatGPTは、イーロン・マスク氏やマイクロソフト社が出資するOpenAI社が2022年12月1日に発表したチャットアプリケーションのサービスです。
チャット画面に質問文を打ち込むとAIが回答してくれるサービスで、人間の質問文の意図をくみ取り、端的な回答を返すのが特徴です。さらにその回答文は、まるで人間とやりとりしているかのように自然な表現となっています。
AIとは思えないほどの高い回答能力が話題を呼び、公開からわずか6日後にはユーザー数が100万人を超えました。
今のところ無料トライアルとして利用できますが、今後有料化される可能性もあります。
ChatGPTのできること
会話形式でのチャット
ChatGPTに質問をすると、まるで人間が書いたような文章で回答を得ることができます。大規模な言語データを学習し、最適化するプロセスを反復することで、ChatGPTは人間のようなスムーズな文章が書けるように設計されています。
プログラミングコード作成
プログラミングに関する高度な会話も可能なため、チャットを通じてChatGPTとプログラミング作成をすることができます。ChatGPTはコードのバグ(誤り)の検出やコードレビューも可能です。
ChatGPTの問題点
創造性の欠如
ChatGPTは大規模なデータを学習しており、学習した内容を当たり障りなく返答します。そのため、創造性のある回答は得られないでしょう。実際にChatGPTに未来のことを尋ねても、「未来の予測はできません。」という回答が返ってきます。
情報が不正確
ChatGPTは人間のように自然な文章を書けますが、情報が不正確な場合があります。実際にプログラミングのQ&Aサイトとして知られる「Stack Overflow」はChatGPTで生成したテキストの投稿を一時停止しました。ChatGPTはわからない質問に対しても、不正確な情報を自然な文章で回答してしまう問題があります。
まとめ
ChatGPTは調べたいワードを入力するだけで、自然な文章で回答が得られる便利なツールです。まだ回答の情報が不正確という問題がありますが、今後の開発により情報の精度が上がると、生活に欠かせない存在になるでしょう。
今後AIは私たちの生活や仕事に浸透し、欠かせない存在になることが予想されます。その最初の一歩としてChatGPTを使ってみて、AIを体験してみるのも良いと思います。