SNSマーケティングにおいて、動画を投稿する意味合いが年々強くなってきています。特に短く縦画面で視聴できるショート動画を活用する企業も多くなってきています。
今回はそんなショート動画、ショート動画を投稿できるプラットフォームについてご紹介したいと思います。
ショート動画とは
ショート動画はその名の通り短い尺の動画の総称で、スマホで視聴することを前提に縦型動画中心に設計されています。
動画の尺に関してはプラットフォームごとに分かれていますが、1分前後で設定しているものが多いです。
ショート動画は短時間で情報が得られるため、人気が高いです。
Z世代に実施したアンケートによると、YouTube Shortを視聴した経験がある人は67.5%でした。
SNSを利用している若年層はそれだけショート動画を視聴する機会が多いため、企業としてアプローチしたいユーザーに届く確率も高いです。
また、ショート動画は自動再生する仕組みを採用しているプラットフォームが多いです。
自分でわざわざ検索して動画を探す必要がないため、手軽に様々なジャンルを動画が視聴できます。
TikTok
ショート動画を有名にしたプラットフォームとして、TikTokが挙げられます。
TikTokは自動的に動画が再生されて、次々とスワイプしていく形式となっており、自分で動画を選ぶのではなく次々とおすすめされた動画をスワイプして楽しむ仕組みです。
撮影や編集をアプリ内で完結することから、手軽にショート動画を投稿できます。プラットフォーム内でフィルタ加工や音楽の付与などもできるため、作成できる動画のバリエーションが豊富です。
・BGMの提供:あり
・動画の尺:15秒〜最大10分
・国内月間アクティブユーザー:1690万人(2022年10月時点)
Instagramリール
Instagramリールは2020年8月5日にリリースされたショート動画の機能です。
リールがリリースされる以前は写真を共有するSNSでしたが、動画投稿も徐々に進んできています。
もともとは写真がメインだったSNSが動画投稿を促す仕組みにしていることから、ショート動画の需要が高まっていることがわかります。
Instagramはフォロー/フォロワー関係にあるユーザーとのコミュニケーション要素の強いアプリです。ショッピング機能やNFTの活用などクリエイターが発信するにはなくてはならないプラットフォームになりつつあります。
・BGMの提供:あり
・動画の尺:最大90秒
・国内月間アクティブユーザー:3300万人(2022年10月時点)
YouTubeショート
YouTubeショートはYouTubeが2020年にリリースされた機能です。
YouTubeショートは最大60秒までの縦型動画を投稿できるサービスです。
ショート動画に対しても通常の動画同様に、高評価や低評価、コメント機能がついており、ユーザーとのコミュニケーションがはかれます。
ユーザーがYouTubeを見る動機のランキングを見ると「気になる商品サービスがあったとき」や「事件やニュースがあった時」が上位にきています。何か気になった時に能動的な情報収集のためのツールとしても活用されているのがわかります。
スマートフォンにおけるYouTubeアプリには現在、「ショート」と呼ばれるタブがあり、ワンタップですぐにショート動画を視聴できます。
・BGMの提供:なし
・動画の尺:最大60秒
・国内月間アクティブユーザー:6900万人(2022年10月時点)
まとめ
ショート動画を投稿するプラットフォームは様々な種類があり、プラットフォームが違うと視聴者層や視聴する態度、関心度が変わってきます。コンテンツの作成だけではなくて、発信の仕方も一緒に考えていくことでより効果的な情報発信を行うことができると思います。
各プラットフォームの特徴や視聴者層などを踏まえた上で、発信場所を選定するようにしましょう。
動画コンテンツを発信に活用している企業さまはショート動画の投稿も検討してみませんか?