突然ですが、最近話題の「MBTI診断(16パーソナリティ)」をご存知ですか?
簡単な心理テストのようなもので自分の性格タイプを知ることができるため、企業の面接時でも採用されています。
そこで今回は、MBTI診断や各16タイプの解説、各タイプの適職などについて、ご紹介していきたいと思います。
MBTI診断とは
MBTI診断(16パーソナリティ)は、マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標(MBTI/物事の見方や意思決定方法など自己理解を深めるためのフレームワーク)を利用した診断です。
MBTIはアメリカで古い歴史を持つ性格診断テストですが、2022年頃からK-POPアイドルたちの間で話題になったことで、今日本でも注目されています。
また最近では、新卒採用の際に、日本版のMBTI診断を適性検査として使っている企業が増えてきています。外資系・大手企業を中心に活用されているため、今後ますます広がると予想されます。
MBTI診断のやり方
「16Personalities性格診断テスト」のサイトへアクセスし、「テストを受ける」から質問に回答していくだけで診断できます。
受ける時は、12分以内に回答する、各設問はできるだけ「中立」の回答は避ける、正直かつ直感で選ぶ、ということを気にして受けてください。
回答時に見栄を張ったり、適当に答えたりすると、正しい診断結果が得られないケースがありますので、注意してください。
MBTI診断の各タイプについて
MBTI診断では以下の4つのパターンの組み合わせで、16パターンのうちどのパーソナリティか診断されます。
・外界との関わり方(外向的/E or 内向的/I)
他者との関わり方によって、内向型(I)または外向型(E)のどちらかになります。あなたは人付き合いが良いタイプですか、それとも1人の時間をたっぷりとって充電するタイプですか。
・物事の捉え方(現実重視/S or 想像重視/N)
情報を収集し処理する方法によって、感覚型(S)または直観型(N)のどちらかになります。あなたは説得力のある系統だった決断を下しますか、それとも直観に従うタイプですか。
・意思決定の仕方(論理重視/T or 感情重視/F)
意思決定の方法によって、思考型(T)または感情型(F)のどちらかになります。論理で動くタイプはT、感情に従うことが多いタイプはFです。
・物事の進め方(秩序/J or 自由/P)
慎重に考え抜いた決断によって動く判断型(J)か、状況に適応して気の向くままに動く知覚型(P)のどちらであるかによって、どのように周りの世界から影響を受けているかが分かります。
診断されたパーソナリティは以下の4つのグループに分かることができます。
分析家グループ:分析的で論理的な思考を好む
「建築家型(INTJ)」「論理学者型(INTP)」「指揮官型(ENTJ)」「討論者型(ENTP)」
外交グループ:人間関係や調和が大事
「提唱者型(INFJ)」「仲介者型(INFP)」「主人公型(ENFJ)」「広報運動家型(ENFP)」
番人グループ:組織やルールを重視
「管理者型(ISTJ)」「擁護者型(ISFJ)」「幹部型(ESTJ)」「領事官型(ESFJ)」
探検家グループ:新しい経験を追求
「巨匠型(ISTP)」「冒険家型(ISFP)」「起業家型(ESTP)」「エンターテイナー型(ESFP)」
各性格タイプの詳細は
16Personalities性格診断テストの「性格タイプ」ページをご覧になってみてください。
MBTI診断の各タイプの適職
MBTI診断でわかる16パーソナリティの各タイプの適職について、一部簡単にご紹介いたします。
建築家型(INTJ)
建築家型(INTJ)は、完璧主義者が多く、研究熱心な人です。
知識を吸収したり活用することにやりがいを見出すタイプで、自信にあふれ、周囲を改善していきたいと考えています。
建築家型は自信がある一方で、人数の多いグループや親しくない人の集まりは苦手な場合もあります。また、雑談よりも、アイデアや事実を議論することを好みます。
<建築家型(INTJ)におすすめの職業>
・建築士
・事業戦略担当者
・捜査官
・微生物学者
・統計学者
管理者型(ISTJ)
管理者型(ISTJ)は、物静かな冷静沈着タイプです。
管理者型は、実用的で責任感があり、論理的な意思決定に基づいて行動し、順序立てて手際よく作業を完了します。
また、きちんと整頓された空間を好む傾向があります。管理者型は、伝統や忠誠心、秩序を尊重します。
<管理者型(ISTJ)におすすめの職業>
・アクチュアリー(保険数理士)
・土木技師
・学芸員
・歯科医
・弁護士
擁護者型(ISFJ)
擁護者型(ISFJ)は、献身的で思いやりに溢れた、根っからの世話好きタイプです。
社会的慣習を重視する堅実な擁護者型は、確立した体制に基づいて行動し、秩序のある環境を好みます。
高い職業倫理を持ち、人に奉仕したり献身的に取り組みます。また、仕事をやり遂げるまで満足できない良心的で几帳面なタイプです。
<擁護者型(ISFJ)におすすめの職業>
・経理担当者
・法人営業担当者
・行政職員
・顧客サービス担当者
・リサーチアナリスト
Indeedのキャリアガイドページに、他のタイプの適職について詳しく載っていますので、気になる方はぜひ見てみてください。
まとめ
企業が性格診断テストを実施する理由として、自社との相性や募集対象の職種との相性を把握するためといった理由があります。
企業にとっては、採用候補者の性格が自社の全体的な雰囲気と合うかどうか、候補者が特定の仕事に対する適性を持っているかどうかを性格診断テストで事前に判断し、採用活動に役立てているようです。
採用活動に取り入れる前に、ぜひ実際に性格診断テストを受けてはいかがでしょうか?