世界で10億人以上の人が利用するInstagram。Instagramでは企業アカウントも数多く運用され、ブランドのプロモーションやショッピングの場としてもよく利用されています。
これからInstagram広告を始めたいと考えている方に、今回はInstagram広告の種類やメリット、運用方法などについてご紹介していきたいと思います。
Instagram広告とは
Instagram広告は、FacebookやInstagramで有名なMeta社が提供している広告サービスです。
週1回以上Instagramを利用するユーザーのうち約59%がInstagramで商品を発見し、検索した経験があるという調査結果もあり、Instagramでは商品・ブランドの認知拡大や販促として、企業のInstagram運用や広告は有効です。
Instagram広告には4種の配信面があり、それぞれ表示方法や機能が違います。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagramのストーリーズ枠に表示される広告で、画像、動画、またはカルーセル形式で最大15秒間表示されます。
通常のストーリーズ投稿は24時間以内に消えてしまいますが、広告は消えません。投稿の合間に全画面で表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいことが特徴です。
フィード広告
Instagramのフィード(タイムライン)上に流れる広告で、静止画もしくは動画とキャプション(テキスト)を利用できます。フィードはInstagramアプリを開いて最初に表示されるため、ユーザーの目に付きやすくなっています。
一般の投稿と違い「広告」のラベルが表示され、CTAボタンなどを追加できます。また、自社アカウントをフォローしていないユーザーにも表示されます。
発見タブ広告
フィードに広告を掲載している場合、同じ広告を発見タブにも掲載することができます。
発見タブは、アカウントや投稿を検索する他に、ユーザーがフォローや「いいね」した投稿をもとに、他に興味を持ちそうな写真や動画をInstagramが自動で表示します。主に新しい情報を見つけたいユーザーが利用し、Instagramアカウントの50%が毎月発見タブを使用していると言われています。既存のターゲットに加えて新しいユーザーへリーチを拡大させることに役立ちます。
リール広告
リールは短い動画を作成・投稿できる、TikTokに似た機能で、「いいね」やコメントをつけることができます。
投稿の合間に広告が流れる点や、縦長の全画面に表示される点はストーリーズ広告と同じですが、リール広告はリールタブの他、発見タブ、フィード面にも配信され、最長90秒までの動画をアップロードできます。
Instagram広告のメリット
少額から手軽に始められる
Instagram広告は少額の予算から始められます。
1日の最低出稿金額は1ドル(米ドル)で、日本円にすると100〜150円程度です。
広告の単価はオークション形式で決められますが、あらかじめ設定された予算に合わせて広告が配信されるので、上限を超えることはありません。初期費用や月額費用も無く好きなタイミングで始められます。
詳細なターゲティングができる
InstagramはFacebookと同じターゲティング機能を使用しています。そのため、Facebookのユーザー情報から得られる「年齢・性別」「エリア」「属性」と、Instagramユーザーの「興味・関心」や「行動」を組み合わせた、高精細なターゲティングが可能です。
Instagram広告の運用方法
上手に活用すれば費用対効果の高いInstagram広告ですが、配信するだけでよいというものではありません。
運用のコツや気を付けたいポイントを3つ紹介します。
広告の目的やターゲットを明確にする
精度が高いInstagram広告のターゲティング機能を有効に活用するためにも、広告のターゲットを明確にすることが大切です。
どんなユーザーに自社の商品・サービスを知って欲しいか、ペルソナをしっかり立ててから広告を出稿しましょう。
ただし、広告を配信する対象を絞り込み過ぎてしまうと、思った効果が得られない場合があります。ターゲットを軸に柔軟な目標設定を心がけます。
クリエイティブ(写真・動画)にこだわる
Instagramは写真や動画のビジュアルをメインにした広告なので、広告のクリエイティブを魅力的に見せることが重要です。
写真がイマイチではユーザーに目を留めてもらえません。ひと目で商品やサービスの魅力を伝えられるよう、クリエイティブの制作に力を入れましょう。
テストを繰り返し、配信の精度を高める
Instagram広告には「ABテスト」の機能があります。
クリエイティブやオーディエンス、配置などを複数パターンテストし、どの戦略が最も効果的かテストを繰り返すことで、効果的な戦略が見えてきます。また、Instagram広告のターゲティング機能には機械学習が組み込まれています。配信開始から時間の経過とともに、どのオーディエンスが自社の商品にリーチしやすいか、といった情報が蓄積され、より効果的な広告配信がなされるようになります。
まとめ
今回はInstagram広告の種類やメリット、運用方法についてご紹介しました。
Instagramでは近年、次々と新しい機能が追加され、活用方法の幅もひろがっています。
少ない費用で手軽に広告を始めることができるInstagram広告。この機会にぜひ活用してみませんか?
興味がありましたらお気軽にアイサポートまでお問い合わせください。