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SNSに群がる「インプレゾンビ」とは

ブログ, 新着情報

 X(旧Twitter)に最近、大量の“ゾンビ”がわいていることはご存知でしょうか。
「リプライゾンビ」「インプレゾンビ」などと呼ばれるゾンビで“本物”のゾンビではなく、バズった投稿に意味のないリプライを繰り返すbot群を指す言葉です。
今回はX(旧Twitter)などのSNSにおいて大量にわいている「インプレゾンビ」についてご紹介させていただきます。

インプレゾンビとは

インプレゾンビとは「インプレッションゾンビ」の略称で、X(旧Twitter)などのSNSにおいて、ポスト(投稿)の表示回数を稼ぎたいアカウントのことを指します。
ゾンビたちはフォロワー数の多いニュースアカウントの投稿やバズったポストのリプライ、「トレンド」のタイムラインに現れ、人気のポストを丸ごとコピーした投稿などを行います。そのため確認したいリプライやトレンドの元の投稿がどんどん埋もれていってしまいます。

インプレゾンビは、勢いよくバズったポストにわらわらと湧いてリプライします。
一言だけ返信するゾンビもいれば、ポストの内容をまとめたような文章、全く関係ない画像や動画を返信するゾンビもいますが、そのほとんどは、自動化されたbotアカウントです。

この迷惑至極な「インプレゾンビ」は、2023年秋ごろから少しずつ姿を見せ始め、外国語でリプライやポストしており、アカウント名やプロフィール画像も海外のアカウントらしい装いでしたが、2024年になってからは日本人のようなプロフィールを掲げ、日本語で投稿するインプレゾンビも増殖しています。

インプレゾンビの目的

インプレゾンビの目的は、ずばりお金、収益です。
インプレゾンビが増えたきっかけは、Xが開始した「クリエイター広告収益分配プログラム」だと言われています。
同プログラムは、サブスクリプション「Xプレミアム」に加入しているかつ条件を満たしたユーザーに対して、Xが広告収益の一部を分配する仕組みです。
バズツイートに機械的にリプライを行うことで、Xから広告収益を得られる「クリエイター広告収益分配プログラム」を利用し、金銭を得ようとしているようです。

プログラムへの参加条件は、
(1)フォロワーが500人以上
(2)過去3カ月の投稿に対するインプレッションが500万件以上
(3)有料サービス「X Premium」を利用中、または認証済み組織に参加している
ことです。

バズったツイートにいち早くリプライすると、リプライ一覧の上部に表示され、バズツイートが閲覧されるたびにインプレッションが稼げるため、注目されるツイートを工夫しなくても、(2)の資格を得やすくなります。
「リプライゾンビ」「インプレゾンビ」たちのアカウントは、(3)の認証アカウントであることがほとんど。
リプライにより(2)の条件を満たした上で、フォロワーを増やせば、すべての条件をクリアし、広告収益プログラムを通じて収入を得られるというわけです。

インプレゾンビを見かけた時の対処方法

簡易的なものとしてはインプレゾンビのアカウントをブロックすることが挙げられますが、なにしろ数が多く、キリがありません。
よく使われる言葉をミュートワードに登録する手法もあるものの、以前より自由に日本語を扱うインプレゾンビが増えた現在はすり抜けてしまうこともあります。

自分が投稿する際には、返信できるアカウントを制限しておくと、インプレゾンビにリプライされることはありません。
投稿画面を開いたら、地球アイコンの横の「すべてのアカウントが返信できます」をクリック、またはタップして、「返信できるアカウント」で「フォローしているユーザー」や「あなたが@ポストしたアカウントのみ」を選べばOKです。

また、ブラウザーの拡張機能を開発しているユーザーもいるようです。
インプレゾンビを表示させない機能が用意されているとのことですので、利用を検討してみてもよいと思います。

まとめ

インプレゾンビは他人の投稿の真似や虚偽の投稿、意味の通らない投稿をインプレッション数目当てで繰り返しています。
そうした投稿の中には、人々を混乱させるようなデマ情報なども含まれることがあるため、そんな投稿を拡散しないようにするなど、ひとりひとりが気を付けていくことが大事になってきます。

常に情報が正しいのか、誰が発信しているのかを意識するようにしてSNSを楽しみましょう。