SNSが普及しているこの時代、SNSだけ運用していてホームページは持っていないという企業・店舗は少なくありません。
確かにSNSは、基本的な利用であれば費用がかからず操作の難易度も高くないことから、運用を始めやすい媒体です。
しかし、SNSはホームページの代わりにはなりません。
今回はSNSがホームページの代わりになれない理由についてご紹介させていただきます。
理由は「役割の違い」
理由は様々ありますが、最も大きな理由としてはSNSとホームページそれぞれの「役割の違い」があります。
SNSは基本的に「広く知ってもらう」ための媒体であり、一方でホームページは「深く理解してもらう」ための媒体です。
SNSはシェアやいいねなどで認知を取りやすいものになっており、ユーザーは受け身でも様々な情報が入ってきます。
逆にホームページは特定のキーワードでの検索によって認知されるもので、ユーザーが自発的に情報を検索するという行動に移す必要があります。
そもそもSNSは短時間でリアルタイムな情報を求めて使っているユーザーがほとんどで、詳しい情報を検索してより深く理解したいと思った際にSNSは不向きです。
SNSは「知ってもらう」という“第一段階”はクリアできるものの、その先の「ブランド・商品・サービスへの理解・共感を得る」という点で効果を十分に発揮しきれずにいる状態なのです。
SNSをホームページの代わりとすることが難しい理由
役割が違くともSNSでも工夫すれば「深く理解してもらう」ことはできるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこでSNSの特徴を踏まえて、ホームページの代わりとすることが難しい理由を3つご紹介します。
情報の一時性
SNSは投稿が即時に流れるため古い情報が埋もれやすく、他コンテンツとの競合も発生します。
ユーザーの行動・心理パターンとして「短時間で素早く情報を取得・消費する」傾向にあるため、ブランド・商品・サービスへの十分な理解を得ることが難しいと言えます。
「情報量」「可視性」「デザイン」への制限
SNSでは短文や画像での発信が主流のため、詳細な情報提供が難しい傾向にあります。
また、媒体側のアルゴリズムによって、投稿内容がどの程度表示されるかが左右されてしまいます。
デザインの自由度や掲載内容にも制限があり、媒体側のフォーマットや規定に準ずる必要があるため、なかなか自由にカスタマイズなどすることが難しくなっています。
SEO対策の効果が薄い
SNSのコンテンツは検索エンジンに表示されにくく、ホームページほどSEO対策の効果が期待できません。
SNSとホームページの最適な使い分け
SNSの活用(知ってもらう)
SNSはブランドの認知度アップやコミュニケーションを重視する場合に効果的です。
リアルタイムな情報発信やユーザーとの対話を通じて認知度を高め、フォロワーとの関係を構築します。
ホームページの活用(深く理解してもらう)
ホームページは詳細な情報提供やブランド理解を深めるケースに適しています。
企業のビジョンや商品・サービス、企業情報などを掲載し、訪問者にブランド価値の理解・共感をしてもらうことができます。
まとめ
SNSとホームページは「相互補完」の関係にあります。
SNSでブランドの認知度を高めた後、ホームページへ誘導して詳しい情報を提供することでユーザーのブランド理解をより深めることができます。
逆に、ホームページからSNSへのリンクや埋め込みを設置し、フォロワーとの関係を強化することも重要です。
SNS、ホームページどちらか片方だけではなく、両方を上手く活用していきましょう。
アイサポートではどのように活用したらよいかなどの相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。