経営者向けにAIの活用セミナーの依頼がありましたので、先日90分ほどのセミナーを実施してまいりました。
セミナーには約20名の方が参加してくださり、AIを使ったツールについては知識としては知っている、という方が多かったですが、どのように業務に活用していくのがよいのかわからないという意見が大半でした。
今回はセミナーにて使用した資料から抜粋した、生成AIの中でも特に注目を集めている4つのツール、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claudeについて比較し、それぞれの強みと特徴を詳しく解説したいと思います。
注目の生成AIツール4選
生成AIのパイオニア『ChatGPT』
まずは、先月のブログでもご紹介させていただきました『ChatGPT』です。
ChatGPT(チャットGPT)とは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。
インターネット上にある膨大な情報を学習し、複雑な語彙・表現も理解できるのが特徴です。
・特徴:自然な文章が生成できる、多様な質問への回答、汎用性の高さ
・強み:膨大なデータで学習されており、幅広い知識と応答能力がある
・弱点:最新情報に弱く、時事問題への回答は必ずしも正確ではない
Googleが開発した高性能AI『Gemini』
Geminiとは、Googleが開発したマルチモーダル生成AIモデルです。
テキスト、画像、音声、動画を入力として受け取り、テキストと画像を生成することができます。
・特徴:複雑なタスクの遂行、高度な推論能力、多言語対応
・強み:ChatGPTを凌駕する性能で、特にコード生成や翻訳などに優れている
・弱点:まだ開発途上であり、全ての機能が公開されているわけではない
検索エンジンとAIの融合『Perplexity』
Perplexity(パープレキシティ)は、最先端の自然言語処理と機械学習技術を駆使した、AI搭載の検索エンジンです。
現在、パソコンのブラウザからの利用はもちろん、iOSやAndoroidなどのアプリ、GoogleのChrome拡張機能でも利用できます。
・特徴:検索結果を踏まえた回答、最新情報の提供、事実確認が可能
・強み:検索エンジンと連携することで、より正確な情報を提供できる
・弱点:会話形式の生成AIに比べると、応答がやや堅い印象を受ける
Anthropicが開発した安全性を重視したAI『Claude』
Claude(クロード)は、アメリカのAIスタートアップ企業「Anthropic」が開発した最先端の生成AIモデルです。
他のAIチャットと同様に、質疑応答や文章生成、長文の要約、翻訳、プログラミングコード生成といったことができます。
・特徴:安全性、倫理性、ニュートラルな回答
・強み:偏見や有害な情報を生成しにくく、安全な利用が可能
・弱点:他のAIに比べて、まだ知名度が低い
4つのAIツールを比較してみた
上記でご紹介いたしました4つのAIツールについて、強みやおすすめの用途などについて比較してみました。
ツール | 強み | 弱点 | おすすめの用途 |
ChatGPT | 汎用性、自然な文章生成 | 最新情報に弱い | チャット、文章生成、アイデア出し |
Gemini | 複雑なタスク、コード生成、翻訳 | 開発途上 | プログラミング、多言語対応 |
Perplexity | 最新情報、事実確認 | 会話形式に弱い | 情報収集、リサーチ |
Claude | 安全性、倫理性 | 知名度 | 安全な情報収集、教育 |
どのAIツールがいいのか?という質問に対しての答えは、使う人の用途やAIに求める能力によって異なります。
ツールによって異なった特徴があり、得意不得意やおすすめの使い方など様々です。
ぜひ、この比較を参考にあなたにぴったりのAIツールを見つけてみてください。
まとめ
生成AIは日進月歩で進化を続けおり、今後も新しい機能やモデルが登場することが予想されます。
アイサポートのブログでは、生成AIの最新情報をいち早くお届けしていきますので、ご期待ください。
また、今回ご紹介したAIツール以外のことについてもまとめた資料がありますので、興味がありましたら下記フォームよりお申し込みください。
先着20名様となっておりますので、気になる方はお早めにお願いいたします。