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次世代画像フォーマットAVIFとは?メリットや注意点についてご紹介

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デジタルの世界で画像は千の言葉に値すると言われますが、その画像をどう保存し、どう表示するかが変わろうとしています。
AVIFは、圧縮効率の高さと高画質を保ちながらも、ファイルサイズを大幅に削減できるという驚きの特性を備えている画像フォーマットです。
今回は、そんな次世代画像フォーマットのAVIFについて、メリットや注意点などをご紹介したいと思います。

AVIFとは

AVIF(AV1 Image File Format)とは、オープンな映像コーデックやフォーマットを検討する非営利団体「Alliance for Open Media(AOM)」が開発した次世代画像フォーマットです。
画像の圧縮率を高めることで、同じ品質のJPEG画像と比較してファイルサイズを最大50%削減できるといいます。

Webサイトで使用する画像のファイルサイズを小さくできればダウンロードに要する時間を短縮され、Webサイトの表示速度を速められることができます。
また、ファイルサイズを小さくすると、Googleなどの検索エンジンの検索結果に上位で表示されやすくなり、SEO対策にもなります。

AVIFのメリット

高画質なのに軽量

AVIFは、JPEG、PNG、そしてWebPといった従来の画像フォーマットに比べて、圧倒的な圧縮効率を誇ります。
JPEGに対しては約95%、WebPに対しては約30%の圧縮率改善が見込まれ、特に静止画像においてはこれらの従来形式に比べて50%以上のデータ削減を実現しながらも、高い画質を維持することができます。

ファイルサイズが小さくなることで、Webサイトのロード時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが向上するだけでなく、サーバー容量の節約にもなりますし、SEO対策にも大変恩恵があります。

アニメーションGIFにも対応

AVIFは、GIFのように複数の画像を組み合わせることでGIFのようなアニメーションを作成できます。
GIFと比べて圧縮率が高いため、より高画質でファイルサイズが小さいことが特徴です。

透過処理ができる

AVIFは「アルファチャンネル(αチャンネル)」のサポートが付いているため、透過処理にも対応しています。
アルファチャンネルとは、色を表現するデータとは別に存在する、補助的な役割を果たすデータのことです。
アルファチャンネルの値を調整すると画像の透明度を変更できるため、複数枚の画像を重ねた際でも画像ごとの透明度を設定できます。

AVIFの注意点

AVIFを使用する際は、対応しているブラウザやソフトを使用できるかどうかを確認する必要があります。
Google ChromeやFirefox、Operaなどほぼ全ての主要ブラウザがAVIFに対応しており、Microsoft Edgeも2024年1月のアップデートで対応を開始しました。
しかし、特に古いバージョンのブラウザではAVIF画像が表示されない可能性があります。
画像の用途や使用するユーザーの属性次第では、AVIF以外の普及している画像ファイル形式を選択したほうがよいでしょう。

まとめ

今回は近年新たに注目されている画像ファイルフォーマット、AVIFについてご紹介いたしました。
AVIFは、高圧縮でGIFアニメーションやHDRに対応しているなどメリットが多いため、急速に普及することが見込まれています。ただし、AVIFが最良の画像ファイル形式とは限りません。シーンや用途に応じて、JPGやPNG、GIFなどと使い分けることが大切です。